アラフォー主婦な私の生活記録

あまり大きな声では言えない心の叫びを綴ります。

紳士、再び…②

「○日だったら午後から夜まで大丈夫なんだよね?」

「2時半位にそっちに着いて、その日は泊まっていくから」

「いっぱい愛し合って、」

「軽く飲みに行く?」

 


え?泊まりで来てくれるの??

うそ!?嬉しい!!

 


「行く行く行く!!」

「やったー🙌」

「〇〇さんと飲みに行けるなんて嬉しい!」

「デートだ❤️」

「嬉しい!」

 


本当に嬉しかった。だって紳士はSEXにしか興味がないものだと思っていたから。

 


ホテルで会った時も、私ともっと色んな話がしたい、私と一緒に飲みに行きたい、そんな事を言っていた。もしかしたらあれは本心だったのかもしれない、そう思うととっても嬉しい。だって紳士はSEXモンスターである。リアル以外で知り合う女性は、私も含めてほぼ全員が性欲のはけ口なのだろうと理解している(笑)。その彼の中の広大なSEXオンリーゾーンから抜け出して、次のゾーンに進めたような?SEXだけじゃなくて、私という人間に興味を持ってもらえたような?そんな気がして嬉しいのだ。

 


「午前中は趣味のスポーツで遠出をするから、その後向かうね」

 


え?それってあのスポーツだよね?しかも場所遠過ぎじゃない?そんなハードスケジュールを組んでまで会いに来てくれるなんて、嬉しくないはずがない。でもそんなに無理させて大丈夫なのか、少し心配。

 


「スポーツした後疲れちゃったらドタキャンしていいから、無理しないで」

「後日ちゃんと来てくれるなら、我慢できるから」

 


そしたら

 


「大丈夫」って。

 


会いたいって思ってくれてるのかな?それともやっぱりまた私とSEXしたいと思っただけなのかな?

 


うーん、まぁどっちでもいいや。

 


紳士の事は好きだけど、どちらかといえばファンタジーの分類で、彼に対して、付き合ってほしいとか、私だけを見ていて欲しいとか、そういう現実的な願望は無い。本当は存在していなくて、私にしか見えないイマジナリーフレンドみたいな?笑 そんな存在。

 


リアルの世界では、最近私には他に好きな人ができた。じゃあなんで紳士と会うの?と聞かれたら、私にもよくわからない。紳士という未解明な生き物に対する好奇心…?それともこれまで相手にされていないと思っていた相手に興味を持ってもらえた事に対する満足感… 達成感…?まぁそんなところだろう。

 


相思相愛の相手ができたのに紳士に会うのは違うんじゃない?って気もしないわけではない。でもそもそも婚外の世界自体がアウトローなのである。うちの旦那のような一途な人間は、この領域につま先を踏み入れることすらしない。

 


私が好きになった彼だって、奥さんとは仲良しだと言っていた。週末は仲良く小旅行に行ったりもするし、一緒にお風呂に入ったりもするらしい。結局、どんなに相思相愛だと盛り上がっていても、付き合う事になったとしても、相手に正室がいる限り、側室というポジションは変わらないのである。婚外恋愛の世界では、ルールなんてあって無いようなものなのだろう。ルールが欲しければ、向き合いたい相手ができた時に、本人同士で決めればいい。

 


その点、紳士はイマジナリーフレンドなだけに、彼との関係には何のしがらみもない。寂しい時はふとLINEすれば、素早いレスポンスがあるし、話したくない気分の時は放置すれば、執拗に追いかけられる事も無いし、その事が後に響く事もない。質問されれば答えるけど、そもそも頼りにはしていないから、こちらから相談なんてする事もない。

 


彼に求める事はただ一つ。私が相手をして欲しいと思った時に、どこからともなくひょっこりと現れて欲しいだけ。

 


成長していく過程で、ある日気づいたら姿が見えなくなっていて、その存在も忘れてしまうイマジナリーフレンド。それならそれでいい。だからあえて私は彼について何も質問をしない。名前も、誕生日も、血液型も、仕事も、何も知らない。そのまま知らずにいたいのだ。

 


紳士は、私のファンタジーそのものなのである。リアルが生きにくいと感じた時に逃げ込む場所。やっと手に入れた、秘密のワンダーランドなのだ。